2008.03.08 Saturday
岩手・八幡平で雪崩 登山の2人死亡と連絡
8日午後0時半ごろ、岩手県八幡平市の源太(げんた)ケ岳(標高1545メートル)付近を登山中の男性2人が雪崩に巻き込まれたようだと、近くを登山していた現地の県警岩手署の松尾駐在所長から連絡があった。その後、同所長から「2人は死亡した」と連絡が入ったという。
同署に入った連絡などによると、雪崩が発生したのは午後0時27分ごろ。その直後に2人の行方が分からなくなったという。駐在所長やほかの入山者らでビーコン(発信器)の反応を頼りに付近を捜したところ、約1時間後に発見し、深さ約1メートルの雪の中から掘り出した。2人とも息がなかったため心肺蘇生を試みたが、意識が戻らなかったという。2人は30〜40代と見られるが、身元は分かっていない。
下山した駐在所長によると、雪崩は縦約200メートル、横約150メートルの規模で起きたという。所長と知人も巻き込まれ、30メートルほど流されたが、雪崩の端のほうだったため助かった。しかし、スキーを履いて前方を歩いていた2人はのみこまれたという。
盛岡地方気象台によると、現場に最も近い八幡平市内の午後0時半の気温は5.7度で、前日より4.7度高かった。当時、雪崩注意報は出ていなかったが、強風注意報が発令されていた。
同署によると、現場付近は午後になって吹雪となり、視界がかなり悪くなった。雪崩の現場まではふもとの登山口から山スキーで2、3時間かかり、日没を過ぎるため同署などはこの日夕、2人の搬送を断念。9日早朝から再開する。
源太ケ岳は岩手山(同2038メートル)の西北西約10キロの秋田県境近くにあり、岩手県側の松川温泉から約3キロ入ったところにある。源太ケ岳では02年にも、4人が雪崩に巻き込まれて遭難し、1人が死亡している。
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asahi.comより
同署に入った連絡などによると、雪崩が発生したのは午後0時27分ごろ。その直後に2人の行方が分からなくなったという。駐在所長やほかの入山者らでビーコン(発信器)の反応を頼りに付近を捜したところ、約1時間後に発見し、深さ約1メートルの雪の中から掘り出した。2人とも息がなかったため心肺蘇生を試みたが、意識が戻らなかったという。2人は30〜40代と見られるが、身元は分かっていない。
下山した駐在所長によると、雪崩は縦約200メートル、横約150メートルの規模で起きたという。所長と知人も巻き込まれ、30メートルほど流されたが、雪崩の端のほうだったため助かった。しかし、スキーを履いて前方を歩いていた2人はのみこまれたという。
盛岡地方気象台によると、現場に最も近い八幡平市内の午後0時半の気温は5.7度で、前日より4.7度高かった。当時、雪崩注意報は出ていなかったが、強風注意報が発令されていた。
同署によると、現場付近は午後になって吹雪となり、視界がかなり悪くなった。雪崩の現場まではふもとの登山口から山スキーで2、3時間かかり、日没を過ぎるため同署などはこの日夕、2人の搬送を断念。9日早朝から再開する。
源太ケ岳は岩手山(同2038メートル)の西北西約10キロの秋田県境近くにあり、岩手県側の松川温泉から約3キロ入ったところにある。源太ケ岳では02年にも、4人が雪崩に巻き込まれて遭難し、1人が死亡している。
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asahi.comより