2007.02.14 Wednesday
八甲田、不明の男性1人を無事発見 死者2人、負傷7人に
スキー客2人が死亡した青森市の八甲田山系の雪崩で、青森県警などの捜索隊は14日午後、行方不明となっていたスキー客の男性1人を発見、病院に搬送した。意識があり、命に別条はないもよう。
県警は同日午後、雪崩に遭遇したスキーのツアー客ら24人のうち、被害は死者2人、負傷者7人と発表した。いずれもスキー客で、同行したガイド5人や、宿泊先の酸ケ湯温泉(青森市)の職員1人にけがはなかった。
死亡した2人は県外の男性とみられ、県警が身元の確認を急いでいる。無事だったスキー客らは、自力で下山した。
24人は19人と5人のグループに分かれて山スキーをしており、19人のグループが雪崩に遭ったという。
青森県などによると、雪崩は同日午前11時すぎに八甲田山系の前岳北側の標高約900メートル付近の斜面で発生した。
現場付近は激しい吹雪でヘリが飛べず、山頂に向かうロープウエーも強風で停止している。
***************追加情報****************
14日午前11時ごろ、青森市郊外の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)の北側斜面で、幅25メートル、全長200〜300メートルの規模で雪崩が発生、スキー客ら24人が雪崩に巻き込まれ、東京都世田谷区、小菅さん(44)と同北区、近藤さん(39)が死亡、7人が負傷した。
同県警によると、雪崩に遭遇したのは、スキー客18人とスキー客らが宿泊していた旅館「酸ヶ湯温泉」(同市)に所属するガイド5人、一般従業員1人の計24人。現場付近に居合わせたオーストラリアの民間山岳救助団体のオーストラリア人隊員7人らが雪崩発生直後、救出にあたった。
スキー客らは首都圏や関西から訪れて同旅館に泊まり合わせ、旅館が企画した山スキーツアーに参加。同日午前9時ごろ、バスで旅館を出発してロープウエーで山頂まで行き、山スキー用の「銅像コース」に出た後、雪崩に遭遇した。同11時23分、ガイドの無線交信を傍受した男性から110番通報があり、捜索隊が2人の死亡を確認した。負傷者は同日夕までに全員救助され、残り15人は自力で下山した。
八甲田ロープウエーによると、一行が山頂に登った後に吹雪が強まり、午前10時ごろ、ロープウエーを運休した。雪崩が起きた同11時ごろの現場付近は風速33メートルの猛吹雪に見舞われ、視界20メートルの悪天候だった。同11時10分には、青森地方気象台が県内全域に雪崩注意報を発令。気温は、山のふもとの酸ヶ湯温泉で同11時にマイナス2・7度となり、前日同時刻に比べて4度以上高かった。
地元のスキーインストラクター平井義隆さん(27)によると、今月10日、現地東側の斜面で幅約25メートル、全長200〜300メートルの表層雪崩が発生。平井さんは「2、3日、暖かい日が続き、非常に危険な状態と思っていた」と話した。
県警は同日午後、雪崩に遭遇したスキーのツアー客ら24人のうち、被害は死者2人、負傷者7人と発表した。いずれもスキー客で、同行したガイド5人や、宿泊先の酸ケ湯温泉(青森市)の職員1人にけがはなかった。
死亡した2人は県外の男性とみられ、県警が身元の確認を急いでいる。無事だったスキー客らは、自力で下山した。
24人は19人と5人のグループに分かれて山スキーをしており、19人のグループが雪崩に遭ったという。
青森県などによると、雪崩は同日午前11時すぎに八甲田山系の前岳北側の標高約900メートル付近の斜面で発生した。
現場付近は激しい吹雪でヘリが飛べず、山頂に向かうロープウエーも強風で停止している。
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14日午前11時ごろ、青森市郊外の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)の北側斜面で、幅25メートル、全長200〜300メートルの規模で雪崩が発生、スキー客ら24人が雪崩に巻き込まれ、東京都世田谷区、小菅さん(44)と同北区、近藤さん(39)が死亡、7人が負傷した。
同県警によると、雪崩に遭遇したのは、スキー客18人とスキー客らが宿泊していた旅館「酸ヶ湯温泉」(同市)に所属するガイド5人、一般従業員1人の計24人。現場付近に居合わせたオーストラリアの民間山岳救助団体のオーストラリア人隊員7人らが雪崩発生直後、救出にあたった。
スキー客らは首都圏や関西から訪れて同旅館に泊まり合わせ、旅館が企画した山スキーツアーに参加。同日午前9時ごろ、バスで旅館を出発してロープウエーで山頂まで行き、山スキー用の「銅像コース」に出た後、雪崩に遭遇した。同11時23分、ガイドの無線交信を傍受した男性から110番通報があり、捜索隊が2人の死亡を確認した。負傷者は同日夕までに全員救助され、残り15人は自力で下山した。
八甲田ロープウエーによると、一行が山頂に登った後に吹雪が強まり、午前10時ごろ、ロープウエーを運休した。雪崩が起きた同11時ごろの現場付近は風速33メートルの猛吹雪に見舞われ、視界20メートルの悪天候だった。同11時10分には、青森地方気象台が県内全域に雪崩注意報を発令。気温は、山のふもとの酸ヶ湯温泉で同11時にマイナス2・7度となり、前日同時刻に比べて4度以上高かった。
地元のスキーインストラクター平井義隆さん(27)によると、今月10日、現地東側の斜面で幅約25メートル、全長200〜300メートルの表層雪崩が発生。平井さんは「2、3日、暖かい日が続き、非常に危険な状態と思っていた」と話した。