2008.02.05 Tuesday
スノボ不明の7人、全員生存…知っていた廃屋に避難
広島県安芸太田町横川、「国設恐羅漢スキー場」で、スノーボードをしていた男性7人が下山せず、行方不明になっていた遭難事故で、県警山県署と地元消防団、陸上自衛隊などは、5日朝から捜索を再開し、同日午前9時35分、旧羅漢山(1334メートル)南西約5キロの島根県益田市の国道488号沿いで、7人を発見した。
7人とも意識はしっかりしており、軽症。7人は自衛隊に付き添われ、益田市側に下山、正午過ぎ、ヘリで広島市内の3病院に搬送された。
安芸太田町災害対策本部によると、自衛隊と地元消防団の24人編成の捜索隊が、旧羅漢山から島根県側の広見山(1186メートル)へ通じる国道沿いで、遭難者の2人がスノーボードで滑り降りているところを見つけた。
2人が「後ろに5人います」と話したため、駆けつけると、100メートル東側の林道に5人がいた。5人もスノーボードで滑ったり、歩いたりして下山しているところだったという。
捜索隊はすぐに災害対策本部に「7人生存」と無線で連絡。7人は廃校になった小学校の建物の一部で身を寄せ合い、火をたいて暖を取り、持っていたチョコレートなどを分け合ってしのいでいたという。現場付近は約2メートルの積雪があり、歩くのも困難な状況だったという。
7人は自衛隊員に肩を抱かれるようにして下山。午前10時50分、ふもとの益田市側の国道で待機していた救急車や自衛隊の車両に分乗し、同市の匹見中央公園まで運ばれ、その後、島根県の防災ヘリなどで、広島市の市立広島市民病院に3人、県立広島病院、広島大病院に各2人が搬送された。
この日の捜索は、午前7時20分ごろから、約600人態勢で行われ、雪山訓練を受けた自衛隊員がリフトで山頂へ向かい、その後、県警の捜索隊員らが続いた。
自衛隊は、恐羅漢山(1346メートル)の南西部一帯を捜索。県警はヘリを出動させ、上空からも捜索にあたっていた。
7人は3日午前10時30分から午後1時30分ごろにかけて、恐羅漢山に入り、同日午後3時30分の連絡を最後に消息を絶っていた。5人は客、2人は同スキー場の臨時職員で、いずれもスノーボード経験10年以上のベテランだったが、冬山用の十分な装備はなかった。
7人によると、3日はスキー場のコースを外れ、普段から滑っている恐羅漢山から旧羅漢山に行く尾根伝いを滑り始めた。雪が少なかったので、雪の多い方に進むうちに道に迷ったが、約2時間後に金藤さんが知っていた廃屋を見つけた。
携帯電話は圏外で、電池を長持ちさせるため、電源を切っていた。自分たちの居場所は把握していたという。
金藤さんは「いつも滑っている場所なので大丈夫だと思っていた。(天候に対する)甘さがあった。ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした」と話した。
7人とも意識はしっかりしており、軽症。7人は自衛隊に付き添われ、益田市側に下山、正午過ぎ、ヘリで広島市内の3病院に搬送された。
安芸太田町災害対策本部によると、自衛隊と地元消防団の24人編成の捜索隊が、旧羅漢山から島根県側の広見山(1186メートル)へ通じる国道沿いで、遭難者の2人がスノーボードで滑り降りているところを見つけた。
2人が「後ろに5人います」と話したため、駆けつけると、100メートル東側の林道に5人がいた。5人もスノーボードで滑ったり、歩いたりして下山しているところだったという。
捜索隊はすぐに災害対策本部に「7人生存」と無線で連絡。7人は廃校になった小学校の建物の一部で身を寄せ合い、火をたいて暖を取り、持っていたチョコレートなどを分け合ってしのいでいたという。現場付近は約2メートルの積雪があり、歩くのも困難な状況だったという。
7人は自衛隊員に肩を抱かれるようにして下山。午前10時50分、ふもとの益田市側の国道で待機していた救急車や自衛隊の車両に分乗し、同市の匹見中央公園まで運ばれ、その後、島根県の防災ヘリなどで、広島市の市立広島市民病院に3人、県立広島病院、広島大病院に各2人が搬送された。
この日の捜索は、午前7時20分ごろから、約600人態勢で行われ、雪山訓練を受けた自衛隊員がリフトで山頂へ向かい、その後、県警の捜索隊員らが続いた。
自衛隊は、恐羅漢山(1346メートル)の南西部一帯を捜索。県警はヘリを出動させ、上空からも捜索にあたっていた。
7人は3日午前10時30分から午後1時30分ごろにかけて、恐羅漢山に入り、同日午後3時30分の連絡を最後に消息を絶っていた。5人は客、2人は同スキー場の臨時職員で、いずれもスノーボード経験10年以上のベテランだったが、冬山用の十分な装備はなかった。
7人によると、3日はスキー場のコースを外れ、普段から滑っている恐羅漢山から旧羅漢山に行く尾根伝いを滑り始めた。雪が少なかったので、雪の多い方に進むうちに道に迷ったが、約2時間後に金藤さんが知っていた廃屋を見つけた。
携帯電話は圏外で、電池を長持ちさせるため、電源を切っていた。自分たちの居場所は把握していたという。
金藤さんは「いつも滑っている場所なので大丈夫だと思っていた。(天候に対する)甘さがあった。ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした」と話した。